農業日記2022年のえごま栽培2023/1/16 この秋、茨城県阿見町では、黒えごまの収穫を行いました。当社の「国産黒えごま油」プロジェクトも今年で6年目となりましたが、今回の農業日記では、収穫後のえごまの様子を皆様にお届けしたいと思います。 以前の農業日記で、秋になりしっかり実の入ったえごまをコンバインを使って刈り取る様子を見ていただきましたが、この段階ではえごまの種だけでなく、つぶれてしまったえごま、草の実や葉っぱ、枯れ葉などがいろいろ混ざっているので、搾油の前にきれいにしなければなりません。 そこで登場するのがこちら、唐箕(とうみ)です。唐箕とは、風の力を利用して、軽いものと重いものを選別していく農具になります。本来は玄米を選り分けるために使用しますが、えごまの種でも同じように使っていきます。しかしえごまの種はお米の粒よりもさらに小さいため、風量や角度の調節が非常に難しいそうです。えごまごと吹き飛ばしてしまわないよう、農家さんの繊細な技術がここでも光ります。 そうして選別されたえごま種子を今度は水で洗います。樽容器に黒い荏胡麻がぎっしり、に見えますが、油がたっぷり含まれているえごまは水に浮くので、このように表面に敷き詰めたようになります。 唐箕をかけ、水洗いされたえごまは、薄く広げてしっかり乾燥させれば準備が完了です。いつでも油を搾って皆様の食卓におとどけすることが出来ますので、茨城県阿見町で大切に育てられた黄金色のえごま油をぜひお試しください。
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